#016 - きね子 ― 2008-08-03
毎日、暑い日が続いています。 暑い夏に、ふと思い出して遊びたくなるゲームがあります。
「きね子」(Irem:1986)という、風変わりな名前のゲームです。 「きね子」とは、 "Kinetic Connection" (動いている映像を関連付ける)の略。 パズルゲームの傑作です。
ステージ1のタイトルは、「SEA BLEEZE」。 海の水面を、ヨットが右から左へゆっくりと進んでいるアニメーションです。 このアニメーションがピースに分解されて、画面下のパレット(ピース置き場)に配置されています。 ピースのひとつひとつの絵も、アニメーションで動いています。 カーソルを操作して、キャンバスにピースを配置していきます。
ピースの中には上下反転していたり、左右反転しているものもあります。 その場合は各反転ボタンをクリックして、ピースの向きを揃えます。 アニメーションが完成すると、ステージクリアで、完成するまでの時間が記録されます。
全部で10ステージあり、どの面からも遊ぶことができ、ステージ選択後、絵の分割数(16、24、48のいずれか)を選んでゲーム開始となります。 時間制限はありませんので、いつまでも時悩んでプレイできます。
アニメーションは無限ループですが、複数サイクル1ループというアニメもあります。 サメが「右から左」へ泳ぐアニメと思いきや、まずは「右から左」に1匹泳ぎ、つづいて別のサメが「左から右」へ泳ぐアニメだった…というトラップもあります。
パレットの上に、関連のありそうなピースを寄せて配置するといった「整理」の作業も、ピースを効率よく探すには有効でしょう。
アニメーションにはBGMがついています。 音のセンスも秀逸です。 ステージ1の「SEA BLEEZE」では、波の音がプレイ中にずっと流れています。 何ループも繰り返し聞いても、うるさく感じないのは、そのように意図して作られているからでしょう。
私はステージ1の「SEA BLEEZE」と、ステージ6の「TAP TAP TAP」が特に気に入っています。 そして、開発者のプレイヤーに対する挑戦状とも言えるステージ10の「RECOLECTION」は、必見です。 「パズルのために設計されたアニメ」の極致となっています。
Flashを利用したゲームで、アーティストのムービーを使った「きね子」のようなゲームを遊んだことがありますが、システムやルールが同じなのにつまらなくてビックリしたことがあります。 「ただの動画」と「パズルのためのアニメ」の差を実感しました。
「きね子」は続編として「きね子2」(Irem:1987)がリリースされています。 個人的には1作目の方がアニメーションの出来が優れていると思います。
きね子はMSX版「Kinetic Connection」(Sony:1986)の方が先にリリースされています。また、 Game Gear や Commodore64版もリリースされていたようです。
HOW TO PLAY
このゲームは、ジグソーパズルです。 バラバラになったピースを組み合わせて、絵を完成させます。 完成見本は見せてくれませんので、完成図を予想しながらピースを置いていきます。 さらに、「絵」は静止画ではなく、アニメーションをしています。ステージ1のタイトルは、「SEA BLEEZE」。 海の水面を、ヨットが右から左へゆっくりと進んでいるアニメーションです。 このアニメーションがピースに分解されて、画面下のパレット(ピース置き場)に配置されています。 ピースのひとつひとつの絵も、アニメーションで動いています。 カーソルを操作して、キャンバスにピースを配置していきます。
ピースの中には上下反転していたり、左右反転しているものもあります。 その場合は各反転ボタンをクリックして、ピースの向きを揃えます。 アニメーションが完成すると、ステージクリアで、完成するまでの時間が記録されます。
全部で10ステージあり、どの面からも遊ぶことができ、ステージ選択後、絵の分割数(16、24、48のいずれか)を選んでゲーム開始となります。 時間制限はありませんので、いつまでも時悩んでプレイできます。
STRATEGY
ステージの難易度は様々です。 完成図を予想して、つながりそうなピースを探して配置しては悩む…解き方は単純です。 しかし、絵は常に動いていますので、ちょっとした直感力も必要です。アニメーションは無限ループですが、複数サイクル1ループというアニメもあります。 サメが「右から左」へ泳ぐアニメと思いきや、まずは「右から左」に1匹泳ぎ、つづいて別のサメが「左から右」へ泳ぐアニメだった…というトラップもあります。
パレットの上に、関連のありそうなピースを寄せて配置するといった「整理」の作業も、ピースを効率よく探すには有効でしょう。
IMPRESSION
単純なゲームながら、クリアしたステージであっても何回も遊びたくなる面白さがあります。 その魅力は各ステージのアニメーションのクオリティが非常に高いからだと思います。 絵的なセンスが素晴らしいだけでなく、「パズルゲーム」のために細心の注意が払って設計されたアニメーションとなっています。アニメーションにはBGMがついています。 音のセンスも秀逸です。 ステージ1の「SEA BLEEZE」では、波の音がプレイ中にずっと流れています。 何ループも繰り返し聞いても、うるさく感じないのは、そのように意図して作られているからでしょう。
私はステージ1の「SEA BLEEZE」と、ステージ6の「TAP TAP TAP」が特に気に入っています。 そして、開発者のプレイヤーに対する挑戦状とも言えるステージ10の「RECOLECTION」は、必見です。 「パズルのために設計されたアニメ」の極致となっています。
Flashを利用したゲームで、アーティストのムービーを使った「きね子」のようなゲームを遊んだことがありますが、システムやルールが同じなのにつまらなくてビックリしたことがあります。 「ただの動画」と「パズルのためのアニメ」の差を実感しました。
APPENDIX
作者は 種子田 定登 (たねだ さだと)氏。 「きね子必勝マニュアル」(JICC出版局:1987年)に、作者インタビューがあると知り、今回のレビューにあたり古書店で購入しました。 それによると種子田氏は攻略法として「全体のピースを見渡してまとめて覚えてしまう記憶力」と「論理的な考え方」が必要と答えています。 そしてお気に入りのステージとして、ステージ1「SEE BLEEZE」、ステージ3「PONPOKO DANUKI」、ステージ4「AQUARIUM」を挙げています。 種子田氏の「プレイヤーを絶対に飽きさせないように絵を作って配置してあります」という言葉は、20年の時を経ても非常に納得するものがありました。「きね子」は続編として「きね子2」(Irem:1987)がリリースされています。 個人的には1作目の方がアニメーションの出来が優れていると思います。
きね子はMSX版「Kinetic Connection」(Sony:1986)の方が先にリリースされています。また、 Game Gear や Commodore64版もリリースされていたようです。
- タイトル
- きね子
- 発表年
- 1986年
- 作者
- 種子田 定登
- プラットフォーム
- ファミコン (ディスクシステム)
- パブリッシャー
- Irem






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